北野天満宮のあぶり餅はここで食べる!今宮神社の一和・かざりやへの行き方と2店舗の違い

北野天満宮を参拝した後に食べるあぶり餅は、北野天満宮の境内ではなく、近くの今宮神社参道にある「一和」「かざりや」の2店舗で楽しめます。

北野天満宮からバスや徒歩で今宮神社へ向かうと、参道に2軒のあぶり餅専門店が向かい合って並んでいます。炭火で香ばしく焼かれたお餅に、白味噌ダレをたっぷりからめた素朴な味わいは、平安時代から続く京都の食文化そのもの。1人前600円でお茶付き、というコスパのよさも人気の理由のひとつです。

2店舗の違いや場所・アクセスなど、気になるポイントを下の表でざっくり確認してみてください。

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一和(一文字屋和輔)かざりや
創業長保2年(1000年)・平安時代寛永14年(1637年)・江戸時代
場所今宮神社東門参道 北側今宮神社東門参道 南側
値段1人前 600円(11串・お茶付き)1人前 600円(13串・お茶付き)
営業時間10:00〜17:0010:00〜17:00
定休日水曜(1日・15日・祝日は営業、翌日休み)、年末水曜(1日・15日・祝日は営業、翌日休み)、年末
味の特徴すっきりとしたやさしい甘さ甘みがやや強め・ふっくらしたお餅
支払い現金のみ現金のみ

北野天満宮から今宮神社までは、バスで1〜2駅、徒歩でも20分ほどの距離です。参拝のついでに立ち寄りやすいエリアなので、セットで計画しておくのがおすすめです。

◎北野天満宮の参拝時間の目安についてはこちらで詳しく解説しています。
北野天満宮の所要時間はどれくらい?参拝・アクセス・滞在時間の目安

この記事でわかること
  • 北野天満宮のあぶり餅が食べられる場所(今宮神社の参道)
  • 一和・かざりや2店舗の違い・特徴・おすすめの選び方
  • 値段・営業時間・定休日・アクセスの基本情報
  • 持ち帰り・お土産の注意点
  • 北野天満宮周辺の門前菓子(粟餅・長五郎餅)もあわせて紹介

北野天満宮のあぶり餅はどこで食べられる?今宮神社参道の2店舗が本命

北野天満宮|京都

引用:北野天満宮公式サイト

あぶり餅は北野天満宮の境内ではなく今宮神社の参道にある

「北野天満宮のあぶり餅」というワードで検索すると、あぶり餅が北野天満宮の境内にあるように思われるかもしれませんが、実際のお店は北野天満宮ではなく、少し北に位置する今宮神社の東門参道にあります。

お店の名前は「一和(一文字屋和輔)」と「かざりや」。石畳の参道を挟んで向かい合わせに建つ2軒で、どちらもあぶり餅のみを扱う専門店です。店先では女将さんたちが団扇であおぎながらお餅を備長炭で焼く様子が見られ、香ばしい煙の香りが参道一帯に広がります。

北野天満宮の境内でお餅を食べられる場所としては、境内茶店の「長五郎餅」が毎月25日(天神さんの日)などに出店しています。ただし常設ではないため、あぶり餅を目的にするなら今宮神社の参道へ向かうのが確実です。

あぶり餅の2店舗は、いずれも現金のみの対応です。カードやPayPayなどのキャッシュレス決済は使えないため、事前に現金を用意しておくと安心です。

一和(一文字屋和輔)〜日本最古の飲食店として知られる創業1,000年の老舗

今宮神社東門を出て左側(参道北側)にあるのが「一和(いちわ)」、正式名称は一文字屋和輔(いちもんじやわすけ)です。創業は長保2年(西暦1000年)、平安時代にさかのぼります。日本に8社しかない「創業1,000年超の企業」のひとつで、飲食店としては日本最古とも言われています。

店内には平安時代からの井戸が残されており、地下に入って見学することもできます。元禄年間や大正時代に建てられた複数の建屋が密接に並ぶ構造で、歴史の重みを肌で感じられる空間です。

一和のあぶり餅は1人前11串で600円(お茶付き)。お餅はやや縦長で歯応えがあり、白味噌ダレはすっきりとしたやさしい甘さが特徴です。炭火でしっかり焦げ目がつくまで焼かれたお餅の香ばしさと、控えめな甘さのタレのバランスが「くどくなくて何本でも食べられる」という評価につながっています。

竹串には今宮神社に奉納された斎串(いぐし)が使われており、厄除け・無病息災のご利益があると伝えられています。このお餅を食べることで、神社のご加護を授かれるという縁起物の意味合いも古くから親しまれてきました。

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項目情報
住所京都市北区紫野今宮町69(今宮神社東門参道 北側)
電話075-492-6852
営業時間10:00〜17:00
定休日水曜(1日・15日・祝日は営業、翌日休み)、年末
値段1人前 600円(11串・お茶付き)

かざりや〜水琴窟も楽しめる創業400年の風情ある老舗

今宮神社東門を出て右側(参道南側)にあるのが「かざりや」。正式名称は「あぶり餅 本家 根元 かざりや」で、創業は江戸時代の寛永14年(1637年)。約400年の歴史を持つ老舗で、食べログのスイーツWEST百名店にも複数年選出されています。

築120年以上の京町家の建物で、座敷・テーブル席・縁側席・中庭席など多彩な座席があります。庭には京都でも珍しい水琴窟(すいきんくつ)があり、日本古来の澄んだ音色を楽しみながら食事ができます。代々女性が一子相伝で受け継いできた伝統が、今日まで守られています。

かざりやのあぶり餅は1人前13串で600円(お茶付き)。一和と比べると、お餅がふっくらとした丸みのある形で、白味噌ダレは甘みがやや強めでとろっとしたテクスチャーが特徴です。「タレがたっぷりからんでいて、甘めが好きな人に向いている」という口コミが多く見られます。

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項目情報
住所京都市北区紫野今宮町96(今宮神社東門参道 南側)
電話075-491-9402
営業時間10:00〜17:00
定休日水曜(1日・15日・祝日は営業、翌日休み)、年末(12/16〜12/31)
値段1人前 600円(13串・お茶付き)
駐車場今宮神社ダイワハウスパーキング40台(店舗利用で1時間無料)

一和とかざりや、どっちで食べる?味の違いと選び方のポイント

2店舗の味の違いについて、あれこれ悩む人は多いですが、実際に両方食べてみると「どちらもおいしい、ただ少し個性が違う」というのが正直なところです。

大まかな違いをまとめると以下のようになります。

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一和かざりや
お餅の形やや縦長・歯応えあり丸みがありふっくら
タレの甘さすっきりとやさしい甘みがやや強め
1人前の串数11串13串
こんな人に甘さ控えめが好みの人甘めのタレが好きな人

「歴史の重みを感じながら食べたい」「飲食店として日本最古という体験をしたい」なら一和、「庭園や水琴窟の音を聞きながらゆっくりしたい」「たっぷりタレのあぶり餅を楽しみたい」ならかざりやがおすすめです。時間と胃袋に余裕があれば、両店ハシゴするのが一番の楽しみ方です。

どちらも「あぶり餅のみ」のシンプルなメニューなので、注文で迷う心配はありません。席についたら人数分の皿数を伝えるだけでOKです。

北野天満宮を参拝したらあぶり餅へ!現地で役立つ情報と北野天満宮周辺の門前菓子

北野天満宮|京都

引用:北野天満宮公式サイト

北野天満宮から今宮神社への行き方

北野天満宮から今宮神社まで、距離にして約2kmほど。バスか徒歩でアクセスできます。

①バスで行く(最もラク)

北野天満宮前バス停から市バス46系統に乗り「今宮神社前」で下車、そこから徒歩3分ほどです。乗車時間は数分なので、体力を温存したいときはバスが便利です。

②徒歩で行く(散歩気分で)

北野天満宮から今宮神社まで徒歩で20〜25分ほど。北へ上がっていくルートで、平野神社の前を通りながら歩けます。晴れた日の散策にはちょうどいい距離感です。

今宮神社の東門(参道側)に向かうと、出てすぐ左右に2店舗が向かい合って見えます。参道に漂うお餅の香ばしい香りが目印になるので、迷わずたどり着けるはずです。

あぶり餅の食べ方・持ち帰り・お土産情報

あぶり餅は、お餅が焼き上がると熱々のまま提供されます。冷めると食感が変わるため、出来立てを早めにいただくのがポイントです。まずはお茶を受け取って落ち着いたら、あとは白味噌ダレをからめながらひとくちずつ楽しんでください。

持ち帰り・お土産についてはいくつか知っておくと便利な点があります。

  • 持ち帰りは3人前から注文可(竹の皮で包んでもらえる)
  • 賞味期限は当日中(日持ちしないためお土産向きではない)
  • 持ち帰り時は串を立てた状態で運ぶ必要がある
  • 通販・デパート等での購入は不可(現地限定)
  • 支払いは現金のみ(事前に用意必須)

お土産にしたい気持ちはよくわかりますが、賞味期限と持ち帰り時の不便さを考えると、現地でイートインするのがダントツでおすすめです。「ここでしか食べられない」という希少性も、あぶり餅の魅力のひとつになっています。

北野天満宮周辺で食べたい門前菓子もチェック

北野天満宮エリアには、あぶり餅以外にも歴史ある門前菓子が揃っています。北野天満宮参拝のついでに立ち寄れる2つを紹介します。

①粟餅所・澤屋(北野天満宮前)

北野天満宮の前(今出川通沿い)にある、江戸時代・天和2年(1682年)創業の甘味処です。粟(あわ)を蒸してついた素朴なお餅に、なめらかなこし餡ときな粉をまぶした「粟餅」が名物。あっさりとした甘さで、甘いものが苦手な人でも食べやすいと評判です。注文後に作り立てを出してくれるため、売り切れ終了(早ければ15:30頃)になることも。北野天満宮参拝の前後に立ち寄るのがおすすめです。

営業時間:9:00〜17:00(16:30以降は売り切れ次第終了)/定休日:木曜・26日

②長五郎餅(北野天満宮 境内茶店・本店)

天正15年(1587年)、豊臣秀吉が開いた北野大茶会で初代・河内屋長五郎が献上したお餅がそのルーツ。薄い餅皮に滑らかなこし餡を包んだ上品な餅菓子です。北野天満宮境内の茶店では毎月25日(天神さんの日)や梅苑公開時など特定の日のみ出店。通年購入したい場合は、天満宮から南へ徒歩数分の「長五郎餅本舗 本店」を利用できます。

まとめ:北野天満宮とあぶり餅を一緒に楽しむならこのルートがおすすめ

北野天満宮のあぶり餅について、改めてポイントを整理します。

  • あぶり餅は北野天満宮の境内ではなく、近くの今宮神社参道(2店舗)で食べられる
  • 「一和(1000年)」はすっきりとしたやさしい甘さ、「かざりや(400年)」はやや甘めでふっくらしたお餅が特徴
  • どちらも1人前600円・お茶付き・現金のみ、営業時間は10:00〜17:00・定休日は水曜
  • 持ち帰りは3人前から可能だが賞味期限は当日中のため現地イートインが断然おすすめ
  • 北野天満宮から今宮神社へはバス(数分)または徒歩(20〜25分)でアクセスできる

北野天満宮で参拝を終えたあとに今宮神社まで足を延ばし、石畳の参道でお餅の香りに包まれながらあぶり餅を頬張る——このセットがこのエリアの王道の楽しみ方です。時間と体力があれば粟餅所・澤屋にも寄りながら、北野天満宮周辺の食文化をたっぷり味わってみてください。

◎北野天満宮の参拝時間の目安はこちらで確認できます。
北野天満宮の所要時間はどれくらい?参拝・アクセス・滞在時間の目安