北野天満宮の梅干しで合格祈願:大福梅の値段・時期・飲み方

北野天満宮の梅干しは、境内の梅で作られた学業成就・入試合格のご利益がある縁起物で、なかでも「大福梅(おおふくうめ)」は平安時代から続くお正月の習わしです。

菅原道真公が生涯愛した梅は、北野天満宮の境内に約1,500本が植えられています。その梅の実から手作りされる梅干しは、天神さまの御神徳が宿るとして、受験生や合格祈願の参拝者に長く親しまれてきました。

北野天満宮の梅干しには、大きく分けて2種類あります。お正月の縁起物として12月に授与される「大福梅」と、年間を通じて授与されている「合格祈願梅干(厄除梅干)」です。目的や時期によって手に取るものが変わるので、それぞれの特徴を先に押さえておくと迷いません。

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種類授与時期価格主なご利益
大福梅12月13日〜なくなり次第終了700円(約6粒)無病息災・学業成就・入試合格
合格祈願梅干(厄除梅干)年間を通じて1,000円(約12粒)合格祈願・厄除

郵送での申し込みにも対応しているので、遠方からでも手に入れることができます。

この記事でわかること
  • 北野天満宮の梅干しが合格祈願の縁起物とされる理由と歴史
  • 大福梅と合格祈願梅干(厄除梅干)の違い・値段・授与期間
  • 大福梅の飲み方・食べ方、郵送での入手方法
  • 合格祈祷のセットに梅干しが含まれる場合の情報

北野天満宮の梅干しと合格祈願の関係:種類・値段・授与期間

北野天満宮|京都

引用:北野天満宮公式サイト

北野天満宮の梅干しが合格祈願に効くって本当?

北野天満宮のご祭神・菅原道真公は、梅を生涯こよなく愛した人物として伝えられています。平安時代の秀才で、詩・和歌・学問のすべてにおいて卓越した才能を持ち、後世に「学問の神様」として崇められるようになりました。

その道真公が梅を愛したことから、北野天満宮の梅は「天神さまの御神徳が宿る」とされ、境内で育った梅の実から作られる梅干しは、学業成就・入試合格の縁起物として参拝者に大切にされてきました。

さらに興味深いのが、梅干しの種に「天神様が宿る」という言い伝えです。「梅は食うとも核食うな、中に天神寝てござる」という言葉が古くから伝わっており、梅の種を粗末に扱ってはならないと考えられてきました。学問の神様がいる梅の実は、受験生にとって特別な意味を持つ縁起物として、今なお受け継がれています。

大福梅と合格祈願梅干は別物?北野天満宮の梅干しの種類を整理

北野天満宮の梅干しを調べると、「大福梅」と「合格祈願梅干(厄除梅干)」という2つの名前が出てきます。どちらも境内の梅から作られる梅干しですが、目的と授与時期が異なります。

大福梅はお正月の縁起物合格祈願梅干(厄除梅干)は年間を通じて授与されるものと覚えておくと整理しやすいです。

①大福梅(おおふくうめ)

平安時代・村上天皇の御代(951年)にはじまる故事を起源とする、北野天満宮独自のお正月縁起物です。元旦の朝にお白湯やお茶に入れていただくことで、心身の邪気を祓い、一年間を無病息災で過ごせるとされています。

境内の梅の実が毎年6月ごろ収穫され、塩漬けのあと約4週間の天日干し、再度の塩漬けを経て、11月下旬に奉書紙で丁寧に包まれます。約6粒が入った1袋は初穂料700円で、12月13日(事始め)より授与が始まります。

②合格祈願梅干(厄除梅干)

「鬼切丸(髭切)」のパッケージが目を引く、北野天満宮の宝物「鬼切丸」にちなんだ厄除けの梅干しで、合格祈願のパッケージも用意されています。大ぶりの梅干しが12粒ほど入って1,000円。年間を通じて授与所で受け取ることができるので、12月以外に参拝する場合や「今すぐ合格祈願の梅干しが欲しい」という場合に頼りになります。

大福梅はいつからいつまで買える?授与期間と売り切れを防ぐコツ

大福梅の授与は毎年12月13日(事始め)から始まり、なくなり次第終了です。終い天神(12月25日)ごろには売り切れてしまうこともあるため、早めに訪れるのが確実です。

初日(12月13日)は通常より早く8:30から授与が始まります。それ以降の日は9:00〜の授与となります。終い天神(12月25日)の縁日は特に参拝者が多く、この日に来て売り切れになってしまうケースもあります。

大福梅を確実に手に入れたいなら、12月13日〜20日の間に午前中早めに訪れるのがおすすめです。人気の縁起物なので、昼以降に訪れると売り切れている場合があります。

値段・入手方法・郵送でも買える?

大福梅の初穂料と入手方法をまとめると以下のとおりです。

  • 大福梅(約6粒入):700円
  • ことはじめセット(大福梅+祝箸・お屠蘇・守護縄など):3,000円
  • 合格祈願梅干(厄除梅干・約12粒):1,000円(年間授与)

遠方で直接参拝が難しい場合は、郵送での申し込みに対応しています。毎年6月中頃から申し込みの受付が始まり、専用の申込書に必要事項を記入して現金書留で送る形式です。申し込み用紙は公式サイトからダウンロードできます。

受験生のお子さんのために遠方から手配したい方や、京都に来られない方にとっては便利な方法です。ただし郵送受付も数に限りがあるため、申し込み開始時期をチェックしておくと安心です。

北野天満宮の梅干しで合格祈願を深める飲み方・活用方法と周辺情報

北野天満宮|京都

引用:北野天満宮公式サイト

大福梅の飲み方・食べ方

大福梅のいただき方は、元日の朝、または元旦の祝膳の初茶として梅をお白湯やお茶に入れて飲むのが正式な習わしです。平安時代から「これを服すれば邪気を祓い、無病息災で一年を過ごせる」と伝えられてきた方法です。

奉書紙に包まれた大福梅には、由来と「いただき方」が書かれているので、届いてからも確認できます。お茶を注いで梅が開くのを待ちながらいただくひとときは、新年の清々しい気持ちを呼び起こしてくれます。

梅の種は大切に扱うのが習わしです。「梅は食うとも核食うな、中に天神寝てござる」という言葉のとおり、梅干しの種には天神さまが宿ると伝えられています。食べ終わった後も種を粗末に扱わないようにしましょう。

大福梅ができるまで:梅苑から奉書紙に包まれるまでの工程

大福梅は、北野天満宮の神職・巫女・職員が総出で手作りしている縁起物です。その工程を知ると、小さな一粒にどれほどの手間と祈りが込められているかが伝わります。

①梅の実の採取(6月上旬〜中旬)

境内の梅苑で約1週間にわたり梅の実を収穫します。収穫量は例年約2トン。採取した梅は樽に塩漬けにされます。

②土用干し(7月中旬〜8月下旬)

梅雨明けごろに樽から取り出し、むしろの上に並べて天日で約4週間干し上げます。この時期、境内には梅の甘酸っぱい香りが漂います。カラカラになるまで干し終えたら、再び塩をまぶして樽に戻し、11月下旬まで貯蔵します。

③大福梅の調製(11月下旬)

樽から取り出した梅を約6粒ずつ選別し、縁起物の裏白(シダの葉)を添えて奉書紙で一つひとつ丁寧に包みます。巫女たちが手作業で行うこの工程を経て、はじめて「大福梅」となります。

④授与(12月13日〜)

事始め(12月13日)から境内の授与所にて授与が始まります。例年約3万袋が用意されますが、人気から早期に売り切れることもあります。

合格祈祷を受けると梅干しがついてくる?祈祷と梅干しの関係

実は、北野天満宮では合格祈祷のコースによって、「合格祈祷梅干」が授与品(おさがり)として含まれるものがあります。

公式サイトに記載されている合格祈祷の初穂料は以下の通りです。

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初穂料授与品(おさがり)の内容
5,000円御神札・撤饌(勧学守・勧学札・祈願絵馬・必勝はちまき・梅茶・鉛筆セット)
8,000円上記+合格祈祷梅干
10,000円上記+合格祈祷梅干・御神梅酒

予約不要で受付時間は9:00〜16:00。申し込みをすると一度の祈祷だけでなく、3月末日まで毎朝神職が御神前にて祈祷を続けてくださいます。受験シーズン全体を通じて天神さまに見守っていただけるのは、祈祷ならではの心強さです。

まとめ:北野天満宮の梅干しは合格祈願と無病息災の縁起物

北野天満宮の梅干しは、菅原道真公と梅の深い縁から生まれた、学業成就・入試合格のご利益が込められた縁起物です。お正月の縁起物「大福梅」と、年間を通じて受け取れる「合格祈願梅干(厄除梅干)」の2種類があり、訪れる時期や目的に合わせて選べます。

  • 大福梅:12月13日〜授与開始(なくなり次第終了)・700円・約6粒
  • 合格祈願梅干(厄除梅干):年間授与・1,000円・約12粒
  • 郵送対応:毎年6月頃から事前申し込み可能(公式サイトに申込書あり)
  • 授与所受付時間:9:00〜17:00(大福梅初日のみ8:30〜)

遠方で参拝が難しい場合は郵送申し込みも活用しながら、受験生の大切な時期に天神さまのご加護を身近に感じてみてください。

◎北野天満宮への参拝にかかる所要時間・アクセスはこちらでまとめています。
北野天満宮の所要時間はどれくらい?参拝・アクセス・滞在時間の目安