嵐山は何市・何区?右京区と西京区にまたがる理由とスポット別の住所

嵐山は京都市の右京区と西京区にまたがるエリアで、「何区か」はスポットによって変わります。

桂川(大堰川)が2つの区の境界線になっていて、川の北側・左岸エリア(嵯峨野側)が右京区、川の南側・右岸エリア(嵐山山麓側)が西京区です。

「嵐山は何区?」と調べると右京区とも西京区とも出てくるのは、どちらも間違いではなく、エリアが2つの区にまたがっているからです。

観光スポットで言えば、天龍寺や竹林の小径は右京区、渡月橋のたもとや阪急嵐山駅周辺は西京区にあります。

主要スポットと区の関係を早見表にまとめました。

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スポット
天龍寺右京区
竹林の小径右京区
野宮神社右京区
JR嵯峨嵐山駅右京区
嵐電嵐山駅西京区
阪急嵐山駅西京区
渡月橋(橋本体)右京区〜西京区
嵐山温泉エリア西京区

住所を入力する場面では「京都市右京区嵯峨〜」か「京都市西京区嵐山〜」のどちらかになります。目的地が決まっていれば、そのスポット名で検索するとより正確に区が確認できます。

◎嵐山への行き方・最寄り駅については、こちらで詳しく解説しています。
嵐山観光におすすめの駅はどれ?JR・嵐電・阪急の違いと観光地別・出発地別の最適ルート

この記事でわかること
  • 嵐山が何市・何区にあるか(右京区・西京区の両方にまたがる理由)
  • 桂川を境界線とした2つの区の分かれ方
  • 天龍寺・竹林・渡月橋など主要スポットの区別一覧
  • JR・嵐電・阪急、各駅が属する区
  • 「右京区と左京区が地図で逆になっている」謎の理由

嵐山は何市・何区にある?右京区と西京区の両方にまたがるエリア

京都・嵐山|渡月橋

「嵐山」という地名が指す範囲

「嵐山」という言葉は、厳密には桂川(大堰川)の右岸(南岸)にそびえる標高約382メートルの山の名前です。

ただし、観光地として「嵐山」と言うときは、山本体だけを指すわけではありません。

一般的に「嵐山エリア」と呼ばれるのは、桂川右岸の嵐山(西京区)と、桂川左岸の嵯峨野(右京区)を含めた広いエリア全体です。

渡月橋・天龍寺・竹林の小径・野宮神社・嵐山公園などがすべてこのエリアに入ります。

つまり観光地としての「嵐山」は、行政上の1つの区には収まらず、右京区と西京区の2つにまたがっています。

これが「嵐山は右京区?西京区?」と混乱する一番の理由です。

桂川が右京区と西京区の境界線になっている

嵐山エリアで右京区と西京区を分けているのは、エリアの中央を流れる桂川(大堰川)です。

西京区は1976年(昭和51年)に右京区から分区して生まれた区で、桂川を境界線として東側が右京区・西側が西京区という形になっています。

嵐山エリアに当てはめると、桂川の左岸(北東側)=嵯峨野エリアが右京区、桂川の右岸(南西側)=嵐山山麓エリアが西京区です。

渡月橋は桂川の左岸(右京区側)から中州の嵐山公園中之島地区にかかる橋です。橋の北詰側は右京区、南詰・嵐電嵐山駅周辺は西京区になります。

◎嵐山を流れる川の名前(桂川・保津川・大堰川)については、こちらで詳しくわかります。
嵐山の川の名前が変わる理由とは?桂川・保津川・大堰川の境界と使い分け

右京区と左京区が地図上で逆になっている理由

地図を見ると、右京区は京都市の左(西)側にあり、左京区は右(東)側にあります。

名前と位置が逆になっていて、初めて気づいたときはびっくりするかもしれません。

これには歴史的な理由があります。

平安京は中国の都をお手本に作られ、都の北にある内裏(天皇が座す場所)から南を向いて見たときの左手が「左京」、右手が「右京」と呼ばれました。

天皇から見て右手(西側)が「右京」なので、現代の地図(上が北)で見ると左(西)側に右京区があるように見えるのです。

この平安京時代の呼び名が、そのまま現代の区名に受け継がれています。

「嵐山は右京区だと聞いたのに地図では右ではなく左にある」と感じた場合も、この歴史的な命名ルールのためです。

嵐山の主要スポットは何市・何区に属するか一覧でわかります

京都・嵐山|渡月橋

右京区に属する嵐山の主要スポット

嵐山エリアで特に人気の高い観光スポットの多くは、桂川の左岸・嵯峨野エリアに集まっており、行政上は京都市右京区に属します。

  • 天龍寺(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68)
  • 竹林の小径(京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町周辺)
  • 野宮神社(京都市右京区嵯峨野宮町1)
  • 大覚寺(京都市右京区嵯峨大沢町4)
  • 常寂光寺(京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3)
  • 二尊院(京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27)
  • JR嵯峨嵐山駅(京都市右京区嵯峨天龍寺車道町)

竹林の小径や天龍寺を目指すなら、最寄りのJR嵯峨嵐山駅も右京区にあります。

「嵐山に来た!」という実感がある竹林エリアは、住所でいえば右京区です。

西京区に属する嵐山の主要スポット

桂川の右岸・嵐山山麓エリアは西京区に属します。嵐山温泉や阪急線の終着駅周辺がこのエリアにあたります。

  • 嵐電嵐山駅(京都市西京区嵐山宮町周辺)
  • 阪急嵐山駅(京都市西京区嵐山西一川町)
  • 嵐山温泉エリア(京都市西京区嵐山上河原町周辺)
  • 法輪寺(京都市西京区嵐山虚空蔵山町)
  • 松尾大社(京都市西京区嵐山宮町3)

嵐電や阪急で嵐山に来た場合、降り立った駅は西京区にあります。そこから渡月橋を渡って竹林・天龍寺方面へ歩き始めると、右京区に入っていきます。

JR・嵐電・阪急、3つの嵐山駅が属する区

「嵐山駅」を名乗る駅は3つありますが、それぞれ属する区が異なります。

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駅名路線
嵯峨嵐山駅JR嵯峨野線右京区
嵐山駅嵐電(京福電鉄)西京区
嵐山駅阪急嵐山線西京区

JR嵯峨嵐山駅は天龍寺・竹林に近い右京区側にあり、嵐電・阪急の嵐山駅は渡月橋南側の西京区側にあります。

どの駅で降りても「嵐山エリア」の観光には問題ありませんが、最初に目指すスポットによって使い分けると移動が楽になります。

◎3つの嵐山駅の違いと、スポット別・出発地別のおすすめルートはこちら。
嵐山観光におすすめの駅はどれ?JR・嵐電・阪急の違いと観光地別・出発地別の最適ルート

まとめ:嵐山が何市・何区かはスポットによって変わる

嵐山は京都市にあり、右京区と西京区の2つにまたがるエリアです。

「嵐山は何区?」という問いに対するシンプルな答えは、「目的のスポットによって変わる」になります。

天龍寺・竹林・野宮神社・JR嵯峨嵐山駅は右京区、嵐電嵐山駅・阪急嵐山駅・嵐山温泉エリアは西京区です。

境界は桂川で、川の左岸(嵯峨野側)が右京区、右岸(嵐山山麓側)が西京区と覚えておくと迷いません。

旅行前の調べ物や住所入力では、目的地のスポット名で検索するのが一番確実です。「嵐山 天龍寺 住所」のように絞り込めば、右京区か西京区かすぐに判断できます。

◎嵐山観光のおすすめ時間帯やモデルコースはこちら。
嵐山観光は何時から何時まで?食べ歩きの営業時間や竹林の所要時間まで早朝・昼・夜のおすすめ時間帯とモデルコース